
大阪簡裁万博閉幕から1年。大阪府民で、かつ職場が夢洲から30分程度の場所にある自分にとって万博は非常に思い入れのあるイベントでした!実は会社の縁もあって短期間ボランティアも。
1年たった今、あらためて万博の思い出を振り返ってみました!開幕中は「いかに攻略するか」が重視されてましたが、今は気ままに自由に書けそうです(笑)
大阪の万博に対する雰囲気
開幕の直前までの率直な印象は「何があるかわからん」でした。加えて万博反対派の声が大きかったこともあり、誰がどういう考えか分からない状況で「万博楽しみ!!」と大きな声で言うのは憚られる雰囲気もありました。とはいえ社割チケットの事前販売があったり、家族が万博工事の関係者で~という人もいたり、大阪にいると何かしら万博と縁がある人は多かったと思います。
ミャクミャクに関しては長らくきもちわるいと言われてましたが(涙)、私は発表当初から大好きでした!!皆が微妙な反応をする中「いやミャクミャクかわいいやん!」と言い続けてました(笑)

「ミャクミャクぬい買いました~!」というと、「実は自分も気になってんねんな」という人もちらほら。
開幕が近づくにつれて万博の話題が増え、「せっかくなら1回は行ってみよか~」という人が多くなってました。とはいえ、何があるのかわからん状態は継続…(笑)
そしていよいよ万博開幕初日!あいにく天気は雨でした。しかし口コミやらSNSですぐに万博の雰囲気が拡散され、どうやらめちゃくちゃ面白いぞ!という噂が一気に広がりました。開幕すぐ行った人が身近に数名おり、私と同じボランティアをした上司は「素晴らしかった!人生で得難い経験だった!!」と長文で感想を送ってくれました(笑)

ミャクミャクも手のひらを返したように愛されて、ミャクミャクくじが大行列になったり、グッズは即売り切れになったり、一躍時の人に。それを見て「私は前から好きだったのに!」と面倒な古参ファンのような気持ちも味わいました(笑)

大阪メトロ本町駅の改札内展示。御堂筋線から中央線夢洲駅に向かう乗換駅で、万博期間はいつもに増して人が多かったです。ここはしょっちゅう通るので、日に日に増えていくミャクミャクたちに癒されてました。サーキュラーちゃん、ナウルくん、バルト館のバラビちゃんの姿も。万博後半はここも観光地化してました。
マクロ視点で見ると大阪は大盛り上がりでしたが、一方でミクロ視点で言えば、自分の周囲にも最後まで万博に興味が無さそうな層は一定数いました。(そういう人ほど混雑がひどい最終盤に行ったりしてましたが)
職場でも分かりやすく二分されてた印象です。行く人は何回も行くし、行かない人は「気になってるけど」と言いながら最後まで行かない。これは主観ですが、やっぱりいい意味で万博に酔ってる人の方が期間中ずっと楽しそうでした。生きてる間にもう二度とないかもしれない世界規模のお祭りですから、踊らにゃ損損ということで…(笑)
人の意見に流されず、自分が「行きたい、食べたい、見てみたい」と思ったものを、行動に移せるのが何ごとも楽しめるコツなのかなあと万博を通して思いました。
思い出のあの場所たち
万博の象徴といえばやっぱり大屋根リング
やはり万博のシンボルといえば大屋根リング!一周約2㎞、30分ほど。万博内の人ごみに疲れたら気分を変えて大屋根リングを歩いていた気がします。不思議なことに気力が回復していく感じで「よし行くか!」とまた各パビリオンへ向かう…を繰り返してました。
最終盤はどのパビリオンも大混雑で、せめて大屋根リングだけでも散歩しよう、という人も多かったようです。
大屋根リングの写真がとても多い!時間ごとに移り変わる景色がとても好きでした。またリング上の花壇も季節の花で彩られててきれいでしたね。一時期はリングに虫が大量発生していたようですが、幸運にもその時期は避けられました(笑)

海に突き出た部分から見える大阪灯台。万博会場の中でもひときわ海風を強く感じる場所で好きでした。


散歩コースなだけでなく、花火やドローンショーのために明るい時間から場所取りしてる人も多かったです。
夜は大屋根リングの内側に整備されたウォータープラザで水上ショーがやってました。物語形式で噴水による水面をスクリーンにしているんですが、かなり斜めの角度から見たので何も見えなかった思い出が(笑)
物語はあまり分からずじまいでしたが、演出がダイナミックでショーとして楽しめました。

大屋根リングをすべて残してほしいという声も大きかったですが、結果的にごく一部を除いて現在すでに解体済です。海風の吹きっさらしなので、本当に保存するとなったら維持費とか大変なんだろうな…。解体された木材が日本各地で再利用されてるニュースを見てなんだか安心しました。
個性豊かな各パビリオン
行列に並ぶのが苦になるタイプなので、アメリカやフランス、イギリスなどの行列必至の大規模パビリオンは実は行けていません。比較的すぐに入れたコモンズや中小規模の海外パビリオンを中心に回りました。

個人的に、タイやインドネシア、中国などアジア圏のパビリオンの雰囲気が好きでした。待機列の近くにパフォーマンスステージがあって、並んでる最中も楽しめるように工夫されていましたように思います。インドネシアパビリオンの「予約なしですぐ入れる」ソングが話題になって結果的に「すぐ」は入れなくなったり、観客参加型ステージはもう異様なほど盛り上がってました(笑)


住友館はランタンを片手にパビリオン内に設置された森を巡るものでした。ここは抽選必至の超人気パビリオンでしたね。クオリティが高くどこかで常設になってもいいのに!と思いました。最後にダンサーさんのショーがあったのですが途中までCGと思ったほど美しかったです。

コロンビアパビリオンは内部の展示がとてもフォトジェニックで美しかったです。国名は知っていましたが、ネットで有名な「コロンビアポーズ」のイメージばかりで…(笑)このパビリオンで印象の上書きできてよかったです。美しい映像を見ながら、現地の特産品や生地素材などに触れて回るスポットが素敵でした。

思い返すと、大行列や抽選外れで結局入場できなかったパビリオンの方が多いです。外観のインパクトで言えばトルクメニスタンの電飾がありえないくらいギラギラしてました。ドンキホーテよりも派手。街中ではまず見かけない光量です。

null²(ヌルヌル)は毎度抽選に申し込んでは落ち続けました。が、横浜で復活しましたね!行きたいです!1回目の万博で初めてヌルヌルを見た時、「なんかうごいてる…生きてる感じがする」と思ったのを覚えてます(笑)あれの仕組みがいまだによく分かりません。




多くのパビリオンが、見学時間よりも行列に並んでる時間の方が長かったのが事実ですが、どれも少なからず印象に残るオブジェや展示がありました。これら諸外国すべてが日本を向いて展示や企画を用意してくれていたことは非常に貴重だと改めて思います。特にそれらが凝縮されたコモンズ館はとても楽しかったです!
ところで1970年開催のかつて大阪万博の博物館「EXPO’70パビリオン」にはこんなランキングがあります。

前回の万博ではソ連館が入館者数1位!今回の万博ではロシアの参加はありませんでしたが、このご時世だからこそどんな展示になるのか見てみたい気もします。北朝鮮やイラクのような、この先どうあっても自分が行くことが無さそうな国も、万博という場で覗き見してみたかったです。
なおパビリオン全体を通して「翻訳がAIだ~~!」と思いました(笑)やや説明文の味気なさは感じましたね。1970年の万博時はAI翻訳は無かったでしょうからすべて人力だと思うと、説明文の印象もだいぶ違ったものだったのではないかと思います。
普段食べないものに挑戦した万博グルメ
Xで「海外の珍しい料理が日本の衛生レベルで食せるのが万博!」というポストが開幕前に拡散されていて、その頃から徐々にネット上でも万博への印象が前向きなものに変わった気がします。

個人的な挑戦グルメがオーストラリアのワニ肉バーガー「クロコダイルフィレロール」。ワニ肉の感想は、パサパサした鶏肉・・!全然くせがなくて食べやすかったです。ワニ肉と言われなければ全く違和感を持たないかもしれません。人に万博の話をするときも「ワニ肉食べてきた!」とよく話題に出してました(笑)

シンガポールのロティチャナイも美味しかったです!シンガポールパビリオンのグルメ提供は回転が速くて、「おなかが空いた!今すぐ何かちゃんとしたもの食べたい」って時に助かりました。ミーゴレンやナシゴレンも食べましたがどれも美味しかったです!


万博といえば海外グルメが注目されてましたが、それ以外のレストランももっと注目されてよかったのに~!と思います。穴場だと思ったのが発酵食堂。会期後半の夕食時でも比較的列が短く入れました。いただいたメニューは「冷製パスタ合鴨スモークの塩糀レモン」「チーズ豆腐 三種の醤油で食べてみて」。発酵食品をテーマにしたレストランって面白いな~と思います。メニューは少し変わっていますが、ヒルトン梅田に常設店がオープンしたようです!

大阪外食産業パビリオン「宴」内に期間限定で出店した、中田食品の店舗「うめん(梅麺)」もお気に入りでした。ちょうどこのころ梅干しにはまっていて、これ目当てに万博訪問日を設定したくらいです(笑)梅干しを使った冷やしクリームうどんや、凍らせた冷やし梅をいただきました。
梅料理の店、常設してほしいです…!

万博の熱に浮かされて、とにかく普段食べないものを色々食べたい!と思う場所でした。全体的に割高なのはもうイベント価格として仕方ないですね。ここはお金の使い時だ!と思ってました。
なお、スタッフ向けの食堂が裏手にあるのですが、そこは1000円程度のメニューが日替わりで数品用意されており、お財布には比較的優しい場所でした(笑)ボランティア中の昼食は毎日そこで食べました。
歩いてるだけでも楽しかった万博各スポット


最後までよく分からなかった建物、EXPOホール。各国の主要人物が集まるオフィシャルなイベントや、予約がいるタイプのショーイベントなんかが行われていた感じがします。大きいというか「太い」という感じでインパクトが強かったです。

万博会場中心部の「静けさの森」。入り込むと出られない迷路のような場所と言われてましたが、実際歩いた感じはそんな大げさなものではないです(笑)その名の通り、会場内でも比較的静かで人も少なく、自然に囲まれて一息つける場所でした。
今後万博跡地が整備される中で、ここはは残すと聞いた気がします。少しでも当時のまま残るものがあると嬉しいですね。

人気フォトスポットのいらっしゃいませミャクミャク。ここは常に人がいっぱいでした。ボランティア出勤前に撮影。朝早く来た甲斐がありました。

会場中央付近の「いのちパーク」では定期的に地面から大量のミストが噴き出てました。見ての通り「ちょっと霧が出て涼しいね」といったレベルじゃなくて「何も見えない!」となるレベルで辺りが真っ白に。内心「ここまでしたら危ないやろ!」と思うほどでした(笑)子供とはぐれないようにと注意のアナウンスが流れるのも納得の濃さです。

横浜花博のトゥンクトゥンクのオブジェもひっそりと。横浜花博、絶対に行きたいです!関西からなので何度もというわけにはいきませんが、時期を分けて2回以上は行きたい!これもぜひ盛り上がってほしいです。今から楽しみ!
万博を振り返って
私の万博訪問回数は5回、くわえてボランティア後の自由時間で数日。
振り返ると本当に少ない!!とても近い場所にいながらこの回数はもったいない!!通期パスを買って何十回でも行けた立場だったのに…と後悔が残ります。
1年経ってなお、万博楽しかったな~という思い出は褪せません。その一方で「また行きたい」とあまり思わないのは、もう絶対に行けないことが分かってるから、そういう発想にならないという感じです。すっかり更地になってしまった夢洲の映像を定期的にニュースで見るからかもしれません。
なおGoogleマップのストリートビューでは会期中の様子がまだ見れます!今後公園などの整備が完了すれば置き換わっていく可能性もあるので、今の内です!
ほかにも後悔してることは、開幕前からもっと万博に興味を持っておけば良かったなということ。実際に開幕しないとパビリオンの内容や効率のいい動き方は分かりませんでしたが、もっと気持ちの面で早くから万博を支援したかったな~という心残りはあります。
実際のところ、大阪・関西への万博誘致にあたり「50年くらい前に一度やったのに、なんでまたやりたいんだろう」と思っていました。でももし数十年後に「また大阪で万博を」という動きがあれば「ぜひやろう!!」と言いたいです。今回の万博に行った多くの人がそう言う気がします。
今回の万博誘致も、1970年の万博の思い出を残す多くの人たちが「もう一度」と願ったのが理由の一つなのかなと思います。あのワクワクを今の若い人たちにも味わってほしい、自分も味わいたい、というのはある意味押しつけの気持ちにはなるでしょうが、実際に自分が万博を経験すると、確かにそう言いたくなるパワーを実感しました。自分も将来「万博は良かったよ~」と言えるお婆ちゃんになれそうです。

吹田にある大阪万博の博物館「EXPO’70パビリオン」は、当時の現物資料や数字のデータが展示されています。夢洲にもこんな感じの博物館がいつかできるはず…!ただ紙のパンフ配布が無かったので、資料の質はだいぶ変わりそうです。どんなふうに大阪・関西万博を振り返れるのか、今から楽しみです!


以上、ごく一部ではありますが万博の思い出たちでした!
ここまで読んでいただきありがとうございました!








