
大阪は発展した都市部エリアが印象的ですが、近郊には気軽にアクセスできるハイキングコースが豊富にあります。大阪最高地点の金剛山でも標高1125mと、本格的な装備がない初心者も登りやすいです。今回は車がなくてもアクセスが容易で、なおかつ女子一人でも安心して歩ける大阪近郊のコースを紹介します!
ここで紹介しているハイキングコースはいずれも訪問時の記録を参考しています。最新の通行状況などは必ず最新情報をご確認ください。
※今後新たに歩いたコースがあれば随時追加更新していきます!
大阪近郊 初心者向けハイキングコース7選
【箕面市】箕面大滝

約2.8キロの滝道を約40分歩いて、箕面大滝を目指すコースです。滝の落差は約33m、大阪で唯一「日本の滝百選」にも選ばれています。秋の紅葉が有名ですが、真夏に訪問した時は山特有のひんやりした空気が心地よく街中よりもずっと涼しく感じました。1年を通して気軽に楽しめます。


滝道は写真の通り舗装された道が続きます。全体的に緩やかな坂道ですが息切れするほどではなく、適度な疲労感で楽しめました。駅周辺が栄えており、アクセスも容易。参道のお土産屋さんも豊富と、日常の延長で楽しめる道になっています。
大阪で気軽に自然を楽しみたいときはここがまずおすすめです!
| アクセス | 阪急箕面駅から直接アクセス可能 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★☆☆☆ 比較的緩やか |
| コースと所要時間 | 阪急箕面駅➨箕面大滝まで約50分 |
【南河内郡】金剛山

標高1125メートルで日本100名山にも登録されています。登山者が多く道もよく整備されていて、山頂の施設も充実。山頂は奈良県に位置しますが、登山道入り口は大阪側にあります。道中の景観や城跡、寺社など見どころが多いのも飽きないポイントですね。大阪を一望できる絶景に達成感もひときわ強く感じられるハイキングになりました。


ただし整備されているとはいえかなりの坂道が続き、体力(特に脚)はかなり消耗します。私は3日間ほど筋肉痛に苦しみました…。運動不足の自覚がある場合は次の日が休みの場合などあらかじめ予定を立て、気合を入れて臨んだ方が良さそうです!
| アクセス | 南海電鉄河内長野駅から登山道までバスで約20分 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★★★★ ここで紹介している中では一番きついです |
| コースと所要時間 | 伏見峠口➨金剛山山頂➨千早本道下山 休憩含めて約4時間 |
\実際にハイキングをした記録です。ご参考ください!/

【高槻市】摂津峡

高槻駅発のバスの本数が比較的多く、アクセスは容易です。塚脇バス停から上ノ口まで抜けるコースが複数設定されており、体力や見どころによって選択可能。今回歩いた中腹林自然コースは、摂津峡の見どころである白滝や展望デッキがコース上に位置しているので効率よく歩けます。いちばん人気の渓谷コースに比べるとアップダウンがやや多いこともあり、人は少なめです。


中腹林自然コースも終盤は渓谷コースと合流するので、緑豊かな渓谷沿いの景色も楽しめます。バス停周辺に飲食店やコンビニはないので、お弁当などは事前に高槻駅で購入しておきましょう!

塚脇バス停からコースの分岐までにBBQ広場に通じる道があり、最初はそこに迷い込んでしまいました…。ここは道なりに左方向に進みます!
| アクセス | JR高槻駅バス停からで塚脇バス停まで約15分 帰りは上の口バス停から高槻駅へ |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★★☆☆ そこそこ息切れしながら登りました |
| コースと所要時間 | 中腹自然林コース 約1時間30分 |
【豊能郡】妙見山

妙見山は大阪府北部に位置し、山頂は兵庫県との県境にもなっています。この変わった形の建物は日蓮宗の信徒会館「星嶺」。一般人の内部見学はできません。山頂一帯は日蓮宗の霊場となっており、北極星信仰の聖地とされています。境内は通常の寺社仏閣と変わらない雰囲気で参拝も可能。境内におられるのもほぼ一般のハイカーの方でした。


訪問時はリフト廃止の直前だったこともあり乗り納めをしている方が多いのか、山道をハイキングしている方はまばら。なにやら作業中の道も多く今回紹介しているコースの中では足場は荒れ気味です。とはいえそれでもスニーカーで対処できる範囲でした。今後利用客が増えればより整備されていくのかなと思います。

山頂付近で、魔法瓶に入れておいた熱湯でドリップコーヒーを飲んでいる方がおられたのですが、その姿がとても格好良くて憧れました。ほかにも手作りのおにぎりを食べてるお兄さんなど、思い思いに過ごしている様子が印象的なハイキングになりました。
| アクセス | 阪急妙見駅から直接アクセス可能 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★★★☆ 坂道が続きます 道が荒れた箇所あり |
| コースと所要時間 | 新滝道コース 山頂まで片道約1時間30分 |
【東大阪市】なるかわ園地

4~5月のツツジの季節ならなるかわ園地のツツジ園が見頃です!山深い緑を進んだ後に、身長をゆうに超える色とりどりのツツジに囲まれると、別世界に来たような気持になりました。標高は400mほどで、道中坂道が多め。行きはなるかわ谷ハイキングコース、帰りは客坊谷ハイキングコースを通りました。客坊谷ハイキングコースは急な坂道が多く、登りで使うのは大変かなと思います。


登山道までは住宅街を20分ほど歩いて向かいますが、入り組んでおりスマホで地図を確認しながら進みます。ハイキングコースはツツジの季節とあって人は多めでしたが、分岐で少し迷う箇所もありました。案内自体は設けてあるのでよく確認して進みましょう!

駅周辺は商店街が栄えており、下山後は電車で二駅先の石切神社を参拝するなど周辺観光も楽しめます。
| アクセス | 近鉄 瓢箪山から直接アクセス可能 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★★☆☆ 坂道が続きます 客坊谷コースは傾斜のきつい道が多め |
| コースと所要時間 | なるかわ谷ハイキングコースでつつじ園まで約1時間半 下りは客坊谷コース経由で約50分 |
【神戸】 布引滝・布引ダム

布引の滝は雌滝・鼓ヶ滝・夫婦滝・雄滝の4つで構成されており「日本の滝百選」に選ばれています。新神戸駅のすぐ裏手から出発できる好アクセスで、多くの人が訪れる都会のオアシスとなっています。最初の急階段こそきついものの、それをのぼりれば緩やかな坂道。布引滝メインの雄滝までは約40分、布引ダム(五本松堰堤)までは1時間ほどで到着です。


今回は五本松堰堤で引き返しましたが、このまま登っていくと布引ハーブ園に到着します。新神戸駅近くのロープウェイでハーブ園まで一気にアクセスし、下山しながら五本松堰堤、布引の谷を経由するコース取りも可能です。
| アクセス | 新神戸駅から直接アクセス可能 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★☆☆☆ 最初に急階段を上りますが、その後は緩やかに |
| コースと所要時間 | 新神戸駅➨布引の滝➨五本松堰堤で折り返して新神戸まで 約1時間半 |
【神戸】 神戸森林植物園 山田道

標高約450メートルの神戸森林植物園はバスアクセスが便利ですが、ハイキングコースも用意されています。小川を超えていく沢渡りが特徴で、うっかり水没する可能性は低いと思いますが脱げにくい靴がおすすめです。山道自体は40分ほど、それを抜けると舗装された開けた道に出て森林植物園に到着です。




神戸森林植物園は六甲山の一角にあり、広大な敷地を有しています。園内のカフェは近くにある「弓削牧場」の直営店。フレッシュで美味しいチーズを頂きました。広い園内を十分散策し、帰りはバスでサクッと駅まで戻れるのも嬉しいです。
| アクセス | 神戸電鉄 谷上駅登山口まで徒歩約10分 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★★☆☆ 沢渡りなどで足場は一部不安定な箇所あり |
| コースと所要時間 | 山田道から神戸森林植物園まで約50分 帰りは送迎バスで北鈴蘭台駅へ |
| 備考 | 植物園入場料が必要 |
【神戸】 摩耶山/掬星台(きくせいだい) 青谷道

夜は日本3大夜景の一つとして有名な摩耶山の展望台である掬星台をゴールにしたハイキングです。大阪から神戸を遮るものなく一望できるので、昼間でも十分景色を楽しめました。ルートはいくつかありますが、わたしは自然豊かな青谷道を選択!道中は砂防ダムが多く、滝のように水が落ちる様子を楽しめました。


中盤まで整備されて歩きやすいのですが、不動の滝を過ぎてすぐ現れる岩場から様子が変わり「本当にあってる!?」と思う道に。手を使うほどではありませんが慎重に足元を確認しないとすべりそうです。さらに終盤は旧天上寺へつづく長い階段も。これでゴール!と思いきやそうではなく、そこから掬星台はさらに15分ほどかかります。この瞬間が一番心が折れそうでした…(笑)帰りはロープウェイとケーブルカーでサクッと帰れるのでご安心ください!
| アクセス | 王子動物園駅から直接アクセス可能 |
| 運動不足的体力消耗度 | ★★★★☆ 中盤にやや荒れた道、終盤に約400段の石階段あり |
| コースと所要時間 | 王子動物園駅➨掬星台まで 約2時間 ケーブルカーとロープウェイもあり |
初心者ハイキングの注意点
本格的な登山ではなくても、自然の中は思わぬ事故やトラブルが起きる可能性が潜んでいます。気軽に訪問できるとはいえ、最低限の装備や山歩きのルールを守って楽しみましょう。以下、個人的に気を付けたい注意点です。
推奨コースから外れない
公式ホームページやパンフレットで紹介されているコースを守って歩きましょう。分岐点には大体案内板が設置されているので暗記までは必要はないですが、「ショートカットできるかも!」とコースから外れた道を進むのは絶対やめましょう。また、たとえば金剛山には「勝手道」と呼ばれる独自ルートが複数存在し、登山マニアが開拓を進めていることが問題になっています。前に歩いている人について行ったら変なルートに…ということがなりかねないので、あらかじめコースを確認しておくことが重要です。
熱中症に注意 こまめな休憩を
山道は地上よりは涼しいですが、それでも夏場は少しの坂道でも汗が噴き出て、思った以上に体力を消耗します。普段運動をしない人にとっては、初心者向けとして紹介されるコースでもなかなか厳しかったりします。自分の好きなタイミングでいくらでも休憩できるのがソロの良いところなので、こまめに休憩しましょう。水だけでなく、熱中症対策の塩タブレットもおすすめです!
最低限の装備 とくに足元には注意
ここで紹介しているハイキングコースはいずれも初心者向けで、多少の荒れ道はあってもスニーカーで登れました。なので装備一式を買いそろえる必要は特にないと思います。
ただスニーカーでも普段からなんとなく靴擦れしやすかったり、厚底だったり、最近は堅めの素材のものもあり、スニーカーなら何でもよいとも言い切れません。履き慣れていて長時間歩いても苦にならない一足を用意しておきましょう!服装に関しては、なるべく露出を避け、動きやすく、汗をかいても不快にならない素材で揃えておきます。春や秋は高度が上がると涼しいを通り越して寒いと感じるので羽織るものがあると便利です。
おわりに
自身のハイキング経験をふまえて交えておすすめコースと注意点をご紹介しました。大阪近郊でアクセスのよいコースはまだまだたくさんあるので随時更新していきます!
初心者の方はここにあるようなコースをいくつか歩いて、慣れてきた頃にハイキングシューズやウエアを揃えていくのが良いと思います。私も長らくスニーカーで歩いていましたが、最近は装備を揃える楽しみに目覚めてきました!
安心安全を第一にハイキングに向かいましょう。


