
地元京都をよく散歩しますが、とにかく見どころが多くて、未だに行ったことがないエリアや寺社仏閣がたくさんあります。そこで今回、さんぽ神で行動をランダムに決め、地下鉄・バス1日乗車券で移動しまくる京都観光をしてみました。
初めての銀閣寺、十数年ぶりの金閣寺、よみがえる受験の思い出、失くしたあの子との再会…さんぽの神はいる!と大満足な1日になりました!
さんぽ神×1日乗車券、これは流行ると思うのですがいかがでしょうか…(笑)
地下鉄・バス1日券とは
京都市営地下鉄と、市バス全線、京都バス・京阪バス・西日本JRバスの各社(一部路線除く)が大人1,100円で乗り放題の1日乗車券です。バスは概ね230円で固定、地下鉄は区間に応じて220~360円と、5回乗れば元が取れます!
各社のバスは京都市内の主要観光地をほぼ網羅しており中心部は本数も多いです。地下鉄で大まかに移動し、細かな移動はバスがおすすめです。
ドロッセルマイヤーさんのさんぽ神とは
「どこで」「なにをする」2つのお題をランダムに決めて、さんぽの神様のお告げとして実行するゲームです。アプリもあり、iPhone(iOS)とAndroidどちらも買い切りで購入可能。神様のお告げですが引き直しも中断も可能なので気楽に楽しめます!

さんぽ神×1日乗車券 さんぽ記録
京都1日乗車券を手に入れよう

地下鉄二条駅からスタート!まずは1日乗車券を手に入れます。二条駅の窓口で購入しようと思ったのですが、窓口が閉まっていたため隣の駅の二条城前駅まで歩いて移動。この辺りは何度か歩いたこともあり見慣れた景色ですが、せっかくなので初めての施設に訪問してみます。

二条城から堀川通をはさんで位置する神泉苑です。平安時代から残る由緒ある庭園で当時は天皇や貴族など限られた人しか入れない禁苑でしたが、現在は無料で見学可能。造園当時に比べるとかなり規模が縮小されたようでそこまで広い敷地ではありません。
境内の法成橋は心に一つだけ願いを念じながら渡って参拝すると叶うとされています。その橋で外国人観光客が鯉に餌をやっているギャップがなんだか良かったです(笑)

地下鉄二条城駅の改札窓口で1日券を購入。ここからさんぽ開始です!
都会の真ん中で 鼻歌を歌おう
ひとまず改札内に入り、さんぽ神を目覚めさせます。アプリの画面はこのような感じ。


「どこで?」「なにをする?」は神任せのランダムですが「ちょっとこれは…」と思えば何回でも引き直しが可能です(笑)決定したさんぽ内容を達成したらそれを報告して次のさんぽへ、という流れ。達成できなくても「あきらめる」の選択肢が用意されているので次に進めます。
さて最初のお告げはこちら。
「都会の真ん中で 鼻歌を歌おう」
都会といえば京都駅周辺が思い浮かびますが、個人的には学生の頃に何度も遊びに行った河原町通りが印象深いです。地下鉄京都市役所駅から河原町通りや寺町、新京極で買い物するのが定番のコースでした。
そんな思い出補正もあり、降り立ったのは京都市役所駅。河原町御池の大きな交差点、ホテルオークラ京都、そして京都市政の中心、京都市役所と文句なしに大都会です。写真を取り損ねましたが織田信長が討たれた本能寺もすぐ近くです。

地下鉄直結の地下街「ゼスト御池」で流れていた『カードキャプターさくら』のオープニング「プラチナ」を鼻歌で歌いながら最初のさんぽ達成!サビしか分からないのに妙に懐かしい気持ちになりました。

こんな感じでお題と一緒にカメラ撮影が可能です。
写真は昭和2年に竣工したネオ・バロック式建築の京都市役所庁舎。あまりに立派で入口に近づくのも憚られたのですが、平日は内部エントランスなどの見学ができたようです。ビビらずに行っとけば良かった!
京都は寺社仏閣などの木造建築だけでなくこうした近代レトロな建築物も実はめちゃくちゃ多いです。
さて御池通を歩きながら次のさんぽに参ります。
カタカナの入ってる地名のところで 手書きの文字を探して味わおう
続いてのお告げはこちら。カタカナが入る地名は多いのでどこなりとも行けそうです!バス停の路線図を見て目についた、全く行ったことのない場所にしてみました。

左京区鹿ケ谷上宮ノ前町です。ちなみにこの「ケ」はカタカナではなくて記号扱いらしいですが、「ノ」も含むのでどちらにせよOKということで(笑)
いったい何があるんだろうとあたりを散策していると、なんと有名な「哲学の道」への入り口が。

これは歩くしかありません!
哲学の道は南禅寺から銀閣寺を結ぶ約2キロ、疎水に沿った石畳の道です。20世紀初頭の京都大学の哲学者がこの道を歩いて思索に耽っていたことからその名がついたようです。私も思索に耽りながら、お告げである「手書きの文字」を探してみます。

手描きの文字がないわけではありませんが、味わい深いものはなかなか見つからず。哲学の道沿いは主に住宅地、たまに観光客向けのショップが現れます。まだ完全には観光地に染まり切っていない感じ。
なお、この日は連休明けなこともあり観光客は比較的少なかったのですが、桜や紅葉のシーズンは人であふれかえるようなので現代ではもう考え事には向かない道かもしれません。むなしい。
しばらく歩いてると、見つけました!手描きの文字!

このブラックボード、設置されているのはジュースとアイスの自販機の前。外国人観光客が多いからか、裏面もすべて英語です。たしかに日本人よりも外国人の方が多いし、そうなると自販機やアイスも外国人の利用を促した方が効率がいいにですもんね。
AI全盛の今、手書きの簡単な英語とイラストでアピールするのがなんだかいいなあ!と味わい深く感じました。

やっぱり手描きの絵が好き!
これは「手描きの文字を探して味わおう」というテーマがなければ気にも留めなかったであろう物なので、さんぽ神のめぐりあわせを感じます。
さて、このまま哲学の道を歩くと銀閣寺に到着します。実はまだ行ったことがないので、この機会に訪問することに。そこまで新たなお告げでさんぽしていきます。
自由に歩いて 普段は聞かない音楽を聴こう
「どこで?」の部分はランダムにせず、「自由に歩いて」を選択可能。今回は銀閣寺という目的地が決まっているので「なにをする?」だけランダムにします。

川のせせらぎが心地よいので、イヤホンを付けるのは少しもったいないのですが神のお告げに従って1曲だけ普段聴かない音楽を聴いてみます。音楽アプリでタイトル「哲学」と調べて最初に出てきた曲にしたら、癒しのミュージック的なやつでした。
哲学のメロディで癒しってなに?メロディで哲学を表すことはできるの?哲学思考を促すメロディってこと?こうして考えるのもまたっ哲学ってこと?
音楽を止めた後も哲学っぽいことを考えながら歩き、哲学の道は終了。修学旅行生で賑わう銀閣寺参道を歩きます。緩やかな坂道です。
初めての銀閣寺、正式名称は東山 慈照寺。世界遺産にも登録されています。銀閣寺の象徴的な建物は池の上に建つ「銀閣(観音殿)」。ただし境内にこれだけ、ということではなく国宝の「東求堂」、少し高台の展望所など、思っていたより境内は広め!
金閣寺に比べると地味な印象だったのですが、その落ち着いた木造の雰囲気が京都らしくて落ち着いて見学できました。

外国人が「wabisabi(詫び錆び)」と言ってるのが聞こえました
バス内でマークした人と一緒に下りて 入ったことのない店に入ろう
銀閣寺をあとにし、次のさんぽへ。そろそろお腹が空いてきました。「入ったことのない店」でお昼ご飯を食べようと思います。

バス内で、先に乗っていたかわいいロリータ服のお姉さんをマーク。走り続けたら京都駅まで着く路線ですが、たどり着いたのは3つ先のバス停「百万遍(ひゃくまんべん)」でした。

京都大学のど真ん中!!
わたしも京都の某大学に通っていましたが、京大には全く縁がなかったのでこの辺りは始めて来ました。当然チェーン店以外は入ったことない店。やはり大学のすぐ近くとあって学割がお得なお店が多い印象です。
ところで京大キャンパス内の食堂は一般人も利用できるのですが、ランチタイムのいま学生さんの食事の場にお邪魔するのも忍びなく、京大の時計台見学も興味はありつつなんとなく憚られ、当てもなく東大路通を南下し、丸太町通りへ。

すると現れたのは熊野神社。第一印象は正直「この規模感の神社なら京都にいくらでもあるな~」でした。ごめんなさい。でも調べると平安初期に紀州(現在の和歌山)の熊野大社から勧請したのが始まりで現在は京都熊野三山の一つと、非常に由緒ある神社。京都は下調べしてなくてもこういう場所が現れるからワクワクします。
この近くのおしゃれなお店でランチをいただきました。

唐揚げがでっかい!あっつあつ!
お味噌汁の具材は大好きななめこでした。この時点で時刻は13:30。腹ごしらえをして午後のさんぽに出発です。
川を2つ渡って 心霊現象を探そう
続いてのお告げはこちら。東大路通を少し下り琵琶湖から京都へ流れる人口運河、疎水を渡ります。これで川一つ目!そのまま疎水に沿って冷泉通を西へ。このまま鴨川に合流します。
途中、夷川発電所の横を通過。第3代京都府知事の北垣国道さんの像がありました。琵琶湖疎水の計画に尽力した方のようです。


知ってるようで知らない京都の歴史に偶然出会えるのが楽しいです。何年か前に京都検定を受けようと思ってテキストを買ったのですが、結局受けず‥‥。また勉強やり直したいかも。
数分歩くと鴨川に到着しました。

見慣れた鴨川です!鴨川沿いは観光客も多いですが、地元のおじさんがジャズっぽい音楽を爆音で鳴らしながら自分時間を過ごしてたり、ハトに囲まれて餌やりしてるおじさんがいたり、近寄りがたいローカル色も濃い景色。橋を渡って、2つの川を達成!
ところでずっと心霊現象を探していたのですが、このさわやかな景観の鴨川で見つかる気がしません。丸太町橋を渡った先に柳の木があり、幽霊は柳の下に現れるとも言うので、ここにもしかしたらいるのかも。そんなこじつけでどうでしょうか、さんぽの神様。

さんぽの神様はきっと寛容なはず!達成できなくても怒られません。次のさんぽに進みます!
「新」がつく地名のところで 落とし物を探そう
続いてのお告げはこちら。近いところでは昔よく訪れた新京極商店街がありますが、本日最初に訪れた京都市役所駅に戻ることになるので、ほかの「新」がつく地名を探してみます。
そして決めたのが、バス停「北大路新町」。今日まだ未開拓の京都市北区です。まずは地下鉄で北大路駅まで移動。北大路新町は北大路はバスターミナルのすぐ近くなので、次の移動にも困らなさそうです。

北大路駅、ほとんど利用したことがありません。なので知らなかったのですが、なんとここ北大路イオンモールがあるんですね…!京都市内のイオンモールといえば、京都駅、五条、桂川だけだと思ってました。ここを含めて合計4つ。新たな発見でした。せっかくなので飲み物を買っていきます。
すると偶然にも「鉄道忘れ物市」が開催されていました。ここにあるのは、いわば大量の落とし物。「落とし物を探そう」のテーマ的にぴったりです!どれどれ覗いてみましょう。

購入。
これとほぼお同じ「ふじお」マスコットを数か月前に京都駅で落としたんです。それがショックでずっと引きずってたので、まさかまさかの運命の出会い!!!!落としたのはもう一回り大きいサイズなので同一個体ではないにしても、まさか「鉄道忘れ物市」で出会えるのは運命すぎる…。
あまりに感動して、もうこの日これで終わりで良い、さんぽの神は存在した、終 にしようかと思いました(笑)

ともあれ2代目ふじおは今私の家で大切に暮らしています。もう誰も落としたり忘れたりしないからね…。
北大路新町のバス停に着く前でしたが、もうこれは達成です。さんぽの神はいた。
カッコいい地名のところで 美しい写真を撮ろう
ふじおとの再会で今日はもう満足したのですが、この時点でまだ14:30。午前中に銀閣寺に行ったので、せっかくなら金閣寺も行きたいなあと思っていました。
なので「金閣寺道というバス停、カッコいい!」とややこじつけて金閣寺へ。神のお告げの解釈は自分次第です。


金閣寺は中学か小学校の社会見学で行ったっきりで、これが2回目。時期は定かでないのですが、そのあと授業で書いた感想川柳はよく覚えてます。
「人ごみの 中をかき分け 見たものは 黄金に輝く 金閣寺」
ださい。

さて、金閣寺も世界遺産に登録されていますが、これは1955年に再建されたもの。放火によって一度焼失しています。焼失前は国宝でしたが、再建された建物は国宝認定を受けていません。
当時の放火事件を題材にした小説、三島由紀夫『金閣寺』を以前読みました。まあ放火する心理には共感はできないのですが、それまでの鬱屈とした語りから、主人公が舞鶴の海を見て突然「金閣を焼かなければならぬ」と思い立つ場面が強烈に印象に残っています。
古い記憶のある街で 用途が分からないものを探そう
さて、これが最後のさんぽ!金閣寺道バス停から2つ先「衣笠校前」で下車します。
「衣笠校」は立命館大学衣笠キャンパス。もう古い記憶になりつつある大学受験で訪れた記憶があります。そして近くには北野天満宮。ここは合格祈願で正月にお参りしました。久しぶりにお参りして帰ります。

お祭りでしょうか。提灯や屋台の準備も。

北野天満宮では毎月25日に菅原道真公の御縁日にちなんだ大規模な骨董市・縁日「天神市」が開催されるとのこと。屋台はその準備のようです。そして菅原道真公没後25年ごとに行われる「半萬燈祭(はんまんとうさい)」の大きな提灯も出ていました。こちらは2027年斎行です!
京都は各地で何かと寺社仏閣の催しが行われているので下調べせずともこうして巡り合えるのは面白いですね。せっかくなら天神市当日に訪れてみたかったです…!

荷物を運ぶものでしょうか。多分大事な道具だと思います。
ともあれこれで本日のお散歩は完了!このあとも少し寄り道をしつつ、バスで京都駅まで戻りました。
京都さんぽ振り返り
本日の訪問場所は以下の通り!
- 京都市役所
- 哲学の道
- 銀閣寺
- 京都大学周辺
- 琵琶湖疎水・鴨川沿い
- 北大路イオンモール
- 金閣寺
- 北野天満宮
京都市は世界遺産や重要文化財がまんべんなく点在するので、下調べなく行っても何かが見つかる素晴らしい都市です!京都旅行する方はもちろん、近くに住んでる方のさんぽにもおすすめですよ~!
「どこで」だけでなく、「なにをする」という簡単な目的設定があることで、視野が広がり思いがけない魅力を再発見できます。

また大阪や東京、名古屋など主要都市部はどこも同様の切符の販売があるので他の都市でも同じように楽しめると思います!今住んでる大阪でも、さんぽ神と1日乗車券セットをよく活用しています♪
さんぽ神×1日乗車券、流行ってほしい~!
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!




